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メタスタージオ《エツィオ》あらすじ、録音情報

現在準備中、徐々に完成させます


《エツィオ》

■台本:メタスタージオ。第4作目のドランマ・ペル・ムージカとして
■初演: ローマ、ダーメ劇場、1728年12月26日
■初演作曲家: ピエトロ・アウレッタ
■登場人物:
ヴァレンティニアーノ三世Valentiniano III:皇帝。フルヴィアに恋。
フルヴィアFulvia:ローマ貴族マッシモの娘、エツィオと恋仲で許嫁。
エツィオ(=エティウス)Ezio:カエサル軍の将軍。フルヴィアの恋人
オノーリアOnoria:ヴァレンティニアーノ皇帝の妹で、密かにエツィオに恋
マッシモMassimo:ローマ貴族。フルヴィアの父で、ヴァレンティニアーノ皇帝の腹心だが密かに反乱をたくらむ。
ヴァーロVaro:近衛兵隊長、エツィオの友人

■場面設定: ローマ
■あらすじ:
エツィオは、ヴァレンティニアーノ三世皇帝のもとで、皇帝軍の将軍をしている。フン族の王アッティラを破ったカンピ・カタラウニチの会戦(=シャロンの会戦、AC.451)に勝利し、凱旋を果たすが、無実であるにもかかわらず皇帝への不誠実を疑われ、死刑判決を受けることとなった。
一方、ローマ貴族のマッシモは、皇后の寵愛を得ようとしたと思われ、すでに皇帝ヴァレンティニアーノ三世よって疎まれている。彼は、憎む皇帝を殺すことで、エツィオへの助けとする。しかし、その試みは成功せず、皇帝の怒りをもたらし、彼もまた死刑判決を受けることとなる。最後に、彼を愛し、また同じく反皇帝派であった民衆によって皆助けられる。
(出典:Signonio, De occidentali imperio; Prospero Aquitanio, Chronicon など)

■第一幕 
●第1幕・第1景(第1-5場)
[一方にフォロ・ロマーノ、一方に王座。夜の闇にあって、光に照らされているローマの風景。アッティラを破ったエツィオの帰還を讃えるために用意された凱旋門、祝祭のための様々な飾りつけが見える。]

(I-1) 皇帝ヴァレンティニアーノ三世、マッシモ、ヴァーノ、近衛兵と民衆。皇帝はマッシモに、その娘フルヴィアがほしいと取引するが、エツィオとの恋仲にあることを知るマッシモはそれとなく反対している。
(I-2) 軍楽隊に率いられエツィオの凱旋。勝利した兵隊によって引き連れられた奴隷、勝利の記念品などが続く。エツィオは、皇帝の前で、戦いの大変さ、残酷さを語り、勝利の印となる旗と武器を献呈する。皇帝はエツィオを誉として、褒め称え歌う< Se tu la reggi al voloもしそなたが空飛ぶ鷲を支配するなら>。(I-3) 続いてエツィオは、マッシモ、許嫁のフルヴィアと邂逅を果たして再会を喜ぶも束の間、二人は皇帝がフルヴィアを望んでいるのだと告白するので絶望する。皇帝に直訴するというエツィオとそれを止めるフルヴィア、そして、エツィオは安心させようと歌う< Pensa a serbarmi, o cara我を思い続けるよう、愛する人よ>。(I-4) フルヴィアは、父マッシモに皇帝との取引を解消してもらうよう直訴するが、マッシモは、徳は平民にのみ必要なものとして、エツィオをあきらめて皇帝との結婚を進めようとする。対してフルヴィアは「父でなし」と怒る< Caro padre, a me non dei愛しの父上、しかし私を心配する必要はありません>。(I-5) 両方の立場に悩むマッシモは一人歌う< Il nocchier che si figura岩礁、嵐を象徴する操舵手は>。

■第1幕・第2景
[絵画で飾られた皇帝の居室](6-13場)

(I-6) エツィオとフルヴィアの行方を心配し解決案を練るオノーリアとヴァーノ。オノーリアは、エツィオに彼女をあきらめてもらうほうが安全と言い、ヴァーロは友としてそれを忠告すると歌う< Se un bell’ardireもし美しい大胆さが>。(I-7) 一人となったオノーリアは、身分差の恋の苦しみから逃れるのは心だけと歌う< Quanto mai felici sieteかつてないほど幸せなあなた方>。(I-8) 皇帝は、エツィオがローマの解放者として謀反の疑いがあることをマッシモに告げる。マッシモは、もちろんそれを否定し、愛より苦悩が君主に与えられた課題ではないかと、皇帝に歌って諭す< Se povero il ruscelloもし流れの悪い小川が>。(I-9) エツィオを呼びつけた皇帝は、「褒美」として皇帝の妹のオノーリアを新婦として迎えるように告げる。驚きその申し出を断るエツィオ、そして、怒り始める皇帝< So chi t’accese我は誰がおまえを煽ったのか知っている>。
(I-11) エツィオ< Se fedele mi brama il regnanteもし信奉者が我に君主を望んだら>
(I-12) エツィオは無実で忠実だと言うフルヴィア。しかし、それを疑うオノーリア。オノーリアは< Ancor non premi il soglioまだお前は王座が気にならないの>。(I-13) フルヴィア< Finché un zeffiro soave優美なゼフィーロが海の怒りを治める限り>


第二幕

●第2幕・第1景(第1-8場)
[皇帝の宮殿に続いている皇居内の庭園。大廊下、花々を支える棚、泉が続く。奥には滝と、洞窟風の囲み、そして彫像が見える。]

(II-1)
(II-2)
(II-3) ヴァレンティニアーノ< Vi fida lo sposoそなたら、新郎を信じよ>
(II-4) マッシモ< Va’, dal furor portata解き放て、我慢した怒りから>
(II-5)
(II-6) エツィオ< Recagli quell’acciaroこの鋼のもとに>
(II-7)
(II-8)
●第2幕・第2景(第9-12場)
[]

(II-9)
(II-10)
(II-11)
(II-12)


第三幕

●第3幕・第1景(第1-2場)
[]

(III-1)
(III-2)

●第3幕・第2景(第3-10場)
[]
(III-3)
(III-4)
(III-5)
(III-6)
(III-7)
(III-8)
(III-9)
(III-10)


■再演
●ハッセ、第1稿(ナポリ、1730)
【CD: アリアのリュート編曲, "Vi fida lo sposo", "Gia' del mio zelo antico" in 《Opera for lute: Baroque opera arias transcribed for lute》, Axel Wolf, (rec. 2006), [OEHMS Classics: OC710, 2007]】

●ヘンデル(ロンドン・キングス劇場、1732年1月15日)
【CD: 全曲《Ezio》, (D’Anna Fortunato, Julianne Baird, Jennifer Lane, Nathaniel Watson, Frederick Urrey, Raymond Pellerin), Manhattan Chamber Orchestra/ Richard Auldon Clark, [rec. ?], (VOX: Vox 2 7502, 1995)】 

●グルック(プラハ、国民劇場、1750)
【CD: 全曲《Ezio》, (Max Emanuel Cencic, Matthias Rexroth, Netta Or, Mirko Roschkowski, Andreas Post), Neue Düsseldorfer Hofmusik/ Andreas Stoehr, [rec. Düsseldorf, 2007], (Coviello Classics: COV 20713, 2007)】 
【CD: 全曲《Ezio》(1750 original), (Sonia Prina, Ann Hellenberg, Max Emanuel Cencici, Mayuko Karasawa, Topi Lehtipuu), [Virgin Classics: B0057JWWI2, 2011]】
【CD: アリア ”Misera, dove son?”, “Ah! Non son io che parlo” in《Gluck Italian Arias, Libretti by Pietro Metastasio》, Cecilia Bartoli, Akademie für Alte Musik Berlin/ Bernhard Forck, [rec. Berlin, 2001], (Decca: 467 248-2, 2001)】
●ハッセ 第2稿(ドレスデン、1755)
●トラエッタ(ローマ、1757)
●ガルッピ(1757)
【CD: アリア “Colle procelle in seno” in《Salve Regina: Belcanto-Werke》, Monica Eder, L’Orchestre Baroque de Strasburg/ Harald Kraus, [rec. Fulda, 1997], (Koch Schwann: 3-6508-2, 1998)】

●ポルポラ(ヴェネツィア、サン・ジョヴァンニ・エ・グリゾストモ劇場、1728/11/20)
【CD: アリア ”Misera, dove son?”, “Non son io che parlo” in《Nicola Porpora Arias》, Karina Gauvin, Il Complesso Barocco/ Alan Curtis, [Venezia, 2008], (ATMA Classique: ACD2 2590, 2010)】

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